Ceph simulation log

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コンタクト

設計

新しいストレージシステムの検討を開始する前に現在使用しているファイルシステムにはどんな不足があるのか改めて検討してみる（数値化）する必要が有るのでは無いでしょうか？
容量が決定的に不足しているのであればスケーラブルに拡張可能なストレージシステムを導入すれば良いし、スループットが遅いと感じているのであればどのような時にどの程度のスピードが計測できていて更にはどの程度アップすれば良いのか数値を計測する必要があります。
また、先日有る所でデュデュプリケーション機能の要望をしている所が有りました。昨今では最大のストレージディスクは1本あたり4TBサイズで２万円で所有可能です。しかも分散ファイルシステムとクラウドが使われ始めてからは劇的にハードウェアコストが低減されました。このため一昔前のようにファイルの重複にそんなに神経を向ける必要が有るのでしょうか？疑問です。
このように必要な機能、不要な機能を論理的に整理し、つぶさに世の中のプロダクトに目を凝らしてみれば非常に価値のある必要以上にコストをかけなくとも十分な性能を発揮する物があるはずです。一緒に探してみましょう。

導入

今回はカリフォルニア大学サンタクルーズ校で博士論文に発表したSage Weil氏のペタバイト級のファイルシステムに対応した[ Cepf ]をlinux kernel 3.6.6上のXFSファイルシステムを使って構築している。
この環境はあくまでもシミュレーションであり、記述された内容が何れかの事象を来した場合や、障害が発生した時点において損害が発生してもこれらを保証する物ではないことを記述しておく。
Linux kernel ver3.6.6はこれを記述している現在（2012/12/1）カレントのバージョンであり、メニーコアのCPUプロセスをスポイルすることの少ない非常に優れたファイルシステムの構築を助けてくれる。ビッグカーネルロックを排除したこのkernelはCPUの並列度を飛躍的に高めてくれる。ローカールディスクに対するRead / write性能の簡易テストをdd コマンドでテストしたおりには、RedHatEL v6.2などで採用の2.6代のkernelと比較して2倍のスループットを記録している。
Cephの性能だけではなく、ハードウェアやLinuxの基本性能を高めた上でプロダクトのシミュレーションを実行することが公平な判断だと思われるため次章では我々が吟味したハードウェア上で実行した性能値を後悔したいと思う。

設定

インストールをするために面倒な設定やらあれこれコマンドを叩く前に誰でも容易にインストールと簡易設定がインストール時にされていることが重要と考え計算機1台でもCeph環境を堪能できるrpmを作成した。もちろんCephのドキュメントに有るように複数台のサーバーノードを用意してテストは実施するが、1台のノードでも立派に分散ファイルシステムは機能することを認識していただきたい。（もちろんRAID Controllerなどは使用していない）

テスト

ハードウェアコンパチビリティ・リスト
100TBシミュレーション

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